時は約30年ほどさかのぼります。
都心部で上がり続ける地価を避け
私たちの親世代・団塊の世代の方が庭付き一戸建てを求め、
関西のベッドタウンであるこの伊賀・名張に降り立ちました。
土地の価格は上がり続けるものだと誰もが信じて疑わなかったいわゆる
『バブル時代』
当時の建築業界を知る先輩に伺うと
日帰りで家を購入される方も珍しい光景ではなかったといいます。
『建てれば売れる』そんな時代でしたので
良くも悪くも沢山の住まいが建築されることとなりました。
そして時は流れ。。。
この地に移り住んだ多くの方が定年を迎えています。
そして多くの団塊世代が将来への不安や利便性を求め
都心部や生まれ故郷を第二の人生を過ごす場所に選択されています。
そして団塊ジュニアも自分たちの将来の可能性を求め
この地を離れ、夢を追い求め旅立っています。
そう、、、
伊賀・名張は過ぎ去った年月とともに
郊外ベッドタウンである役割も終えつつあります。
その結果、多くの空家が今もなお増え続けています。
残された住まいが負の遺産となるか、
私たちの貴重な財産になるのか。。。
弊社の使命はその財産を、
リノベーションでよみがえらせ
この地に再び人が集まる故郷にすることです。