中古住宅は結構な年月を使用しているケースが多く、その間どう使っているか見えないので、購入する時は慎重になってしまいますよね。


見学の際もどこを注意して見たらいいか分からないと思います。


そんなことで買取再販してる弊社が、構造的にどういったところを注意して買い取り判断しているかを今回はお伝えしたいと思います。

中古住宅購入の際に見るべき大きなポイントは4つです。

弊社がかならず見る点は下記の4つ

  • 築年数30年以内
  • 主要構造部は木造か軽量鉄骨か
  • 過去に増改築の履歴があるか
  • 土地は高い擁壁があるかどうか

ひとつずつ理由を解説していきます。

 

注意点① 築年数30年以内の中古住宅


弊社は買取をする際、できるだけ30年以内の物件を購入するようにしています。

理由はバブルがはじけた後に建てられた住まいであり、工務店や住宅メーカーが良い家を作らないと売れなくなってくる時期に突入しているからです。

なので良い建物に出会えるケースが多くなります。


バブル以前は建てれば売れる時代だったので、突貫工事も多く粗悪な家も多くあります。


また水回りもユニットバスが主流になりつつある時期なので、シロアリなどの被害も若干少なくなってきています。 ※それでもシロアリはかなり高い確率で、食べられているケースが多いので要注意です。


なのでできれば構造的に築25年以内ぐらいの中古住宅買うのがいいでしょう。

※あと余談ですがペアガラスになっている住宅は結構良いです。今でこそ新築ではペアガラスが標準ですが、築古の中古住宅は基本ありません。気密性が高い家は光熱費が安く済みます。サッシはリフォームで入れ替えることはほぼできません。 内窓を付ける等で対策はできますが、リフォーム代がかなりかさむため、もともとペアガラスがついている中古住宅は構造的部分でお得と言えるでしょう。

 

 

注意点② 主要構造部が木造系軽量鉄骨か


軽量鉄骨の建物はその製造において大きな工場が必要です。なので工務店の規模では建築不可で、ほぼハウスメーカーの建物ということもあり安心感があります。


木造でも大手メーカーはありますが、工務店など小さな会社も多く、職人さんの腕によって仕上がりの差がかなりあります。

そして主要構造部が木ということは白蟻の危険度も上がります。

※白蟻についてはあらためてブログを書く予定です。雨漏りなども白蟻の被害が出る大きな要素なので、購入時は室内天井も要チェックです。


ある程度たくさんの建物を見ないと家の良し悪しの判断がつきにくいので、安心感を求められる場合は大手建築メーカーが建てた家を選ぶと良いと思います。 ただしハウスメーカーの家は人気があるので若干金額が高めです。かつリフォーム等をする場合は、独特の構造体になっているため建築したメーカーでしかリフォームできない場合もあり、その際は費用も割高になるケースが多いです。

 

注意点③ 過去に増改築の履歴があるか


弊社はここをかなり重要視しています。


理由は増築や改築は無理な施工をしているケースがあり、抜いてはいけない壁を抜いてしまったり、構造計算せずに2階を増築しているケース等多々あるからです。

またリフォームの際、法的構造的基準を守るための建築確認申請を出していないケースがほとんどです。

リフォーム工事自体もどこの工務店がしているのか分からないなど、不安要素が残ります。

増改築されていると、綺麗な状態で家も広くなっていたり見た目には良いのですが、そういったリスクを伴っているので、弊社は過去に増改築履歴がある中古住宅は今は一切購入しません。

※過去に購入したことはあります。

できることなら古くても見た目が悪くても、増改築履歴がない建物を選ぶと良いでしょう。

元さえよければリフォームすればとても美しい状態まで持っていけますし、やはり新築時ままが一番構造体に問題がない状態であると考えられます。

 

注意点④ 土地は法面が高いか用壁などの構造体はないか

 


家とは違うのですが 土地も重要なポイントがあります。

それは高い法面(擁壁)があるかどうかです。 法面とは道路や陳地との高低差です。2 M 以上あると構造的に要注意。

写真で言うとこんなケース。


擁壁は一旦土を掘削してからそこに擁壁を建て、その後土を埋め戻しています。なので地盤が弱いケースが多く見受けられます。地盤が弱いと崩落の危険性や家が最悪は家が傾いてしまうケースも多くあります。


長い年月が経つと、自然災害に伴う被害もでる可能性があるので注意が必要です。

 

中古住宅の構造は大丈夫?購入の際の注意点まとめ

最後まとめると

 

  • 築年数30年以内
  • 主要構造部は木造か
  • 軽量鉄骨か過去に増改築の履歴があるか
  • 土地は高い擁壁があるかどうか

 

弊社が必ずチェックする項目です。

この他にもシロアリや雨漏りなど見るところはポイントは沢山ありますが、長く住める状態にするには元々の状態が良い形で保存されているかどうかが重要です。

不安要素がある場合は中古住宅と言えど大きな買い物になるので、無理をせず違う家も沢山見に行くほうがいいでしょう。 遠回りのようでそれが一番の解決策になります。

あと弊社のようなリフォーム業もしている不動産屋さんは、その辺りの知識・経験を持っている会社さんもあるのでそういった会社に依頼をするのも一つの手段です。

最後の最後に弊社の宣伝みたいになってしまいました(笑)

それではまた。

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