​相続した不動産の売却には、大きく分けて「買取」と「仲介」の2種類の方法があります。

相続物件は「遠方で管理が難しい」「早く現金化して遺産分割したい」といった特有の事情が多いため、それぞれのメリット・デメリットを比較して最適な方法を選びましょう。

 

​早期解決を優先するなら「買取」

​買取とは、不動産会社が直接、その物件を買い取ることです。

相続におけるメリット

相続物件には、古い建物や荷物が残ったままの状態も多いですが、不動産会社はプロとして現状のまま買い取ってくれることがほとんどです。

そのため、契約不適合責任(売却後の不具合への責任)を免除されるケースが多く、後々のトラブルを防げます。

また、最短数日〜数週間で現金化できるため、四十九日や相続税の支払い期限、あるいは親族間での遺産分割をスピーディーに進めたい場合に非常に有効です。

直接取引のため、仲介手数料もかかりません。

デメリット

売却価格が、市場価格の7割〜8割程度に下がってしまう点です。

不動産会社が再販のためのリノベーション費用やリスクを見込む必要があるためです。

こんな方にオススメ:

「遠方で管理が限界」「親族で早く分けたい」「建物が古すぎて修繕する余裕がない」という方。

 

​2. 手残りの金額を優先するなら「仲介」

​仲介とは、不動産会社に依頼して、一般の個人から買い手を探してもらうことです。

相続におけるメリット

最大のメリットは、市場価格に近い高値での売却が期待できる点です。

大切な資産を少しでも高く売り、相続人でより多くの遺産を分け合いたい場合にはこちらが適しています。

デメリット

売却までに時間がかかる(半年〜1年以上)ことが多く、その間も固定資産税や維持管理費(草刈りや清掃など)が発生し続けます。

また、古い家屋の場合は、売却前に「測量」や「荷物の撤去」「解体」などを求められることもあり、事前の持ち出し費用が発生するケースもあります。

成約時には仲介手数料の支払いも必要です。

こんな方にオススメ:

「時間はかかってもいいから高く売りたい」「立地が良く、放っておいても買い手がつきそうな物件」という方。

 

​まとめ

買取: 「手間」と「時間」をかけずに、安心を買いたい方向け。

仲介: 「納得のいく価格」で、時間をかけてじっくり売りたい方向け。

相続不動産は、放置するほど管理費や税金の負担が重くのしかかります。

​ご親族間での話し合いや、相続税の期限などを踏まえて検討してみてください。

迷われた際は、まずは査定を依頼して「いくら差が出るのか」を確認することから始めるのがおすすめです。

それではまた!!

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