先日OB様よりトイレの調子が悪いということでお伺いしました。
今回はその時のアフターメンテを通じ、トイレの選び方について思う事がありましたので、ポイントをシェアします。
電気で動くトイレは従来式に比べ、停電時や故障のリスクが高い
今回故障したのはパナソニックのアラウーノという商品です。
パナソニックのトイレはボタンを押すとトラップが回転し排水するという仕組みで、電気製品のカテゴリーと私は考えています。
ターントラップといいます。
今回はそのモーター部分が故障していたようで、ボタンを押してもトラップが回転せず排水されませんでした。
従来のトイレはレバーをひねれば排水されるので、モーターの故障などはありません。
お伺いして一時間ほど格闘しましたが、奮闘むなしく修理不可でした。
お客様からパナソニックのメンテナンスサービスに手配していただきました。
電気で動くので停電の際はもちろん動きません。
今回のような故障の際も使えなくなってしまいます。
※そんな時のために手動で排水できるのですが操作等、かなり不便です。
電気製品はいずれ必ず故障します。
タンクレストイレやパナソニックが販売しているアラウーノなどは、電気がないと排水できない仕組みになっているので停電や故障時など、今までの一般的なトイレに比べるとメンテナンスにお金と時間がかかる可能性があります。
※悪いところばかりではなく、省スペース・デザイン性・節水や静音・清掃手間等優れている点もあります。
メリット・デメリット、トータルでみて検討してください
一体式トイレも注意が必要
トイレは主に①タンクレストイレ ②一体式トイレ ③従来型組み合わせトイレの3種類があります
①タンクレス
②一体式
③従来型(便器・便座セパレート組み合わせタイプ)
妻の実家は便座とタンクが一体式となった②一体式トイレにリフォームしました。
ウォシュレットも電気製品なのでこちらもいずれ故障します。
写真のとおり一体式を選ぶとウォシュレットの便座だけでなくタンクも取り替える必要が生じます。
従来式であればウォシュレット便座の交換だけで済みますが、一体式になるとタンクごと交換となり費用が高額となります。
デザインや掃除がしやすいなどのメリットもありますが上記のリスクも踏まえて採用を検討しましょう。
失敗しないトイレの選び方とポイント【まとめ】
以上まとめると
- トイレには主に3種類の構造がある
- それぞれの構造によりメリットデメリットがある
- 電気式トイレは電気製品であり、従来型より故障のリスクがある
- 一体式トイレは故障の際の修理費用が従来式より高額になるケースが多い
- メリットデメリットを踏まえて購入すること
です。
弊社は③従来式(セパレート組み合わせタイプ)のトイレを選ぶことを推奨しています。
なぜならトイレは大事なインフラ設備だからです。
できるだけ単純な構造で壊れにくく、故障してもメンテナンスしやすいものがいいです。
清掃がしにくいなどのデメリットはありますが、アフターメンテナンスの手軽さがデメリットを上回っていると思います。
トイレが二箇所ある場合は、一箇所をタンクレストイレ、もう一箇所を従来式のトイレにするなどの工夫もありです。
それぞれのトイレのタイプのメリットデメリットを俯瞰して、採用するトイレを検討してみてください。
それではまた!