家の仕事をしていると家づくりがメインイベントになってしまって、住んでから一気にトーンダウンした姿を見かけることがあります。
あれだけたくさん念密に打ち合わせしたのに、お引き渡し後ご訪問させてもらうと、あの時の打ち合わせは何処へ?になってたり(笑)
そうなる理由は自分が主役ではなく、家づくりのイベントが主役になってしまっているからだと思っています。
詳しく解説していきます。
家づくりはこんな家に住みたいではなく、こんな人生を送りたいにフィットさせることが大事。
家づくり・家さがしのキモはこれだと思っています。
家が消耗品にならないようにするためには、ブランド品を買いに行くように刹那的な欲望を満たそうとしないことです。
エルメスのバッグが欲しい、モンクレールのダウンが欲しい、ヴィトンの財布が欲しい。
どれも全て刹那的欲望です。
家も同じになっている場合が多いんですね。
どれも持ってからが大事なのですが、その時の欲望を満たすものを選んでしまうのです。
長い目で見て、自分の人生に家をフィットさせる意識、が大事です。
自分を事例にあげて恐縮ですが、昨年移住しました。
仕事柄たくさんの材料を置いておくスペースが必要だったので別棟建屋付き家、仕事場とバッグつくりをしているので、アトリエと仕事場スペースが取れる広さの建物、リフォームしてその姿をアップしようと思っていたのでその土台にふさわしい家を選択しました。
自分のライフプランにその形の家をずっと探していましたので、かなりの家を見に行きました。
3年ぐらいは探したと思います。
※僕が家づくりで参考にさせてもらった方は、デザイナーの 梅原 真さんです。
NHKプロフェッショナルやカンブリア宮殿にも出演され、とっても素敵な自邸に感銘をうけました。
人が主役で家は脇役 いえづくり本当のイベントは住んでから【まとめ】
かっこいいからiPhoneを買うんじゃなくて、自分のライフスタイルとの相乗効果が見込めるからiPhoneを選びます。
かっこいい家が生活に刺激を与えてくれて、人生のカンフル剤になるならそれもありです。
家づくりや家さがしは自分の人生の武器として使えるかを、自問する必要があります。
ある程度ライフスタイルやライフプランを策定してから、家づくりをはじめること。
真っ白のメモ帳にやりたいこと、かなえたいこと、沢山書き出して、そのライフスタイルがかなえられるのはどんな家か考えてから購入検討してみてくださいね!