先日とある女優さんの YouTube を見ました。
その方は現在60を超えてるのですが、ひと昔前は結構テレビにも出演されていた当時とても美しい女優さんです。
ネットサーフィンしてたら不意に名前が出て来て、You Tubeされてたので、懐かしく見てしまいました。
内容なんですがコンテンツの面白さより、かなり手が加えられたお顔に目がいってしまいました。(あえて感想は言わないけど、、、)
人も家も綺麗は一生続かない、年を重ねることを愛するべきなんだと。(言っとるやないかい!(笑))
今回はそんなお話です。
人も家も綺麗は一生続かない
当たり前の話ですが、20代の頃の肌は、60歳になっていくら手を加えても取り戻すことはできません。 新築時の美しさも、築30年を超えてその姿を保つことはできません。
だけど一旦綺麗にしてしまうと、また何度でも綺麗に蘇えらせることができると勘違いしてしまうんでしょうね。
人は表面上の美にとらわれることなく、内面を磨くことが大切なのを気付かせてくれた YouTube でした。(正直コンテンツも面白くなかったです。まだ面白かったら良かったんですけどね(笑))
僕は家にもそれが当てはまると思っています。年齢を重ねて古い家になってもカッコ良いおうち。
年相応になってより輝き深みが増す、そんな事出来るんでしょうか?
出来ます。それは表面的に美しく仕上がっている『新建材』を使わず無垢の材料を選ぶことです。
※新建材とは、木目の柄を印刷した塩ビシートを表面に張り付けたフローリングなど、新技術を使った化粧材、その他の加工方法で開発された建築材料の総称です。
古くなってもそれが味わい深く、もっともっと年を重ねていきたいと思えるが無垢素材です。
歳を愛する。我が家の整形手術、見直してみませんか。
例えばよくある和室から洋室に変えるリフォーム。
和室化粧材は元々無垢素材が使われていることが多いです。 畳・柱・聚楽などの塗壁・無垢和天井。
年を重ね、いい感じに木が焼けているのに、柱を木目が消えてしまうようなペンキ塗ったり、クロスを巻いてしまったり、聚楽壁の上にまわりと合わない壁紙を貼って、床を新建材のフローリングで貼ってしまったり、というのを時々見かけます。
年輪を活かすという発想が消えて、冒頭の女優さんのような整形になってしまうんです。
一か所新建材使ってしまうと、もともとの古いところが目立ってしまって、結局全部やり替えたくなってしまいます。
それなら聚楽の壁には漆喰を塗り、柱は木目を活かせるようなワックスや浸透系塗装を施します。
床はもちろん無垢のフローリング。
天然素材同士の組み合わせは最高です。
しかも年を重ねるごとにかっこ良くなる。
壁紙や木目をプリントしたフローリングでは傷んでくるばかりで、そんな効果は全く期待できません。
使い古され、取手が手脂でエイジングされたルイヴィトンのカバンて貧乏臭くないですか?(笑)
それより、ヌメ革で使うほどにエイジングされてくカバンの方がカッコ良くないですか。
そんな感じです。
無垢フローリングと壁は漆喰を塗りました。
年を重ねるごとに深みが増すよう意識し材料を選びました。
我が家です。
※この前の写真がビフォーです。
古い家程、愛することができるようにする方法 まとめ
僕は整形手術は否定しません。
でもやればまたどこかが気になって、いつまでも整形を繰り返してしまうんじゃないかと考えてしまいます。
しかも歳を重ねる程施術する箇所が増えてしまうのです。
そんなのは逆にコスパが悪い。
家も人も古いを愛すべき感覚をもつ、美への感覚の転換が大事だとおもうのです。
年輪を愛し、武器に変える方法を見つけましょう。