家族で奈良公園に遊びに行きました。
せんとくんや鹿たちと戯れてきました。
何度か奈良公園には足を運んでいるのですが、今の立場で改めて見渡すと今まで見えなかったたくさんの気づきがあってとても楽しかったです。
特に良かったのが東大寺大仏殿(といってもほかのところは全然見に行ける時間がなかったので(笑)後日再挑戦したいと思います)
超巨大スケールに圧倒されてしまいました。
本当に圧巻すぎてビビタです。
興味が湧き、帰って調べてみると世界最大の木造軸組建築物ということがわかりました。
木造軸組建築ってご存知でしょうか?
日本の木造建築には大きく分けると二種類あり 大仏殿のような軸組み構造と枠組み壁構造というがあります。
図で言うとこんな感じです。
軸組工法
枠組み壁工法
より簡単に例えると。
※東大寺をこんなはしたない絵で例えてしまって、深くお詫び申し上げます。
軸組構造は日本古来の伝統工法で、読んで字のごとく軸を組んで組み立てられています。
東大寺大仏殿も見てのとおり、柱や梁の軸を組んでいることがわかりますよね。
枠組壁工法は、北米(アメリカ合衆国とカナダ)から導入された木造住宅建築工法です。
ツーバイフォー住宅とも言われています。
昔ながらの古民家は木造軸組工法、最近の洋風建築は枠組壁工法が主流となっています。
この構造体の違いによってリノベーションの施工方法も変えなくてはいけないので、施工前は事前に工法を見極める必要があります。
20~30年前の中古住宅はまだまだ軸組工法の方が多いですね。
簡単に特徴を説明すると、
・軸組工法の方が自由度が高い
・枠組壁工法は自由度が若干制限制限されますがその分強度が高い
です。
一長一短があります。
何はともあれクレーンもなかった1300年以上も前に、あの巨大な木造建築をどのように建てたのか。
子供たちをそっちのけにして、想いを馳せた楽しい一日でした!
※東大寺は戦争で何度か焼失しており、現在の建物は1709年に完成したものだそうです。
ほんじゃらまた!