弊社は中古住宅をリノベーションで蘇らせ販売をしています。
中古住宅を仕入れる際、必ず調査するのが
- 雨漏り
- シロアリ
- 床の傾きです。
今回は床の傾きの調査方法について、いつも僕がしている方法をお伝えします。
床の傾き、測定方法 レーザー墨出し器を使う
こんな機械を使います。
これは水平にレーザーを発射する機械です。
レーザー墨出し器とよばれています。
壁にグリーンレーザーが走っていますよね。
写真のような感じに床に置いて図のような形で測量をします。
aとbの距離をメジャーを使って測定します。
ビー玉を転がすようなことはほとんどいたしません。
aとbの距離が違うと床が傾いているということになります。
aとbの距離が近いほど水平です。
まったく同じになることはほとんどないです。
基準は1000分の6以下
つまり1 M 進んで6 mm 以上下がっていると、かなり家が傾いている状態で、建物に欠陥があるとみなされます。
3M離れた位置a、bを調べて、18mm(1センチ8ミリ)違うとNGです。
弊社の販売物件は、既存住宅瑕疵保険(家の欠陥があった時に補償する保険)を付保しているのですが、床の傾き検査もあり、基準を満たさないと加入できません。(既存住宅瑕疵保険についてはまた別の機会にブログにします)
この床の傾き検査に合格しないと、家に欠陥があると推定され保険に加入ができないのです。
床の傾き、測り方その2 スリッパを履かず床を歩く
僕はいつも物件を見に行く際、スリッパは履きません。
理由は床の傾きや状態を感じるためです。
スリッパあるなしで天と地ほどの差があります。
履かずに(靴下は履いてOK)歩くと床の傷み具合や傾きも大体わかります。
ひとの平行感覚って優れていて、傾いてるところを歩くとなんかモヤっと気持ち悪いんです。
なんとなくわかるんです。
なので内見に行くときは不動産業者さんはスリッパを用意してくれていますが、履かずに歩くことをおすすめします。
一生の家なので、靴下は少しくらい汚れても良いと思います(笑)
床の傾き測り方 まとめ
- レーザー墨出し器を使う
- スリッパを履かずに床を歩く
機械までは用意することは必要ないです。
結構高いですからね。
弊社で案内する場合は測量依頼受けたらしますので。
スリッパを履かずにあるくのはおすすめです。
これは是非やってください。
ほんじゃらまた!