相続された不動産を売ったほうがいいか?貸した方がいいか?しばらく置いておくべきか?

どうしたらいいか職業柄よく尋ねられます。

思い出などの感情論は抜きに、お金として捉えた時は意外と簡単に結論が出ると思っています。

そんなことで今回は、この問題について自分なりの考えをまとめたので、シェアしたいと思います。

 

売ったほうがいいか、貸した方がいいかは建物をお金に換算するとわかりやすい

結論は、

安くでしか売れないなら賃貸、高くで売れるのであれば売却です。

もう少し具体的にお話をすると、

  • 相続した物件が400万以上で売れるようなら売却。
  • それ以下になるようなら賃貸。

です。

ただし賃貸する場合は、貸せる状態までに直すリフォーム費用も合わせて、400万以内に収まる場合です。

できれば300万円以内が理想。

例えば300万円の予算内で、賃貸に出せる状態にできたとします。

家賃を5万円と設定すると年間60万円の家賃収入です。

ここから10万円経費を引いて残りが50万円。

約6年間で元が取れる計算です。

年利16%です。

400万かかると8年かかる計算です。

その後の家賃収入は正味の収入となります。

※メンテナンス費用は少し残しておいてくださいね。

個人的には良い投資先とおもいます。

管理等に関しては地元の不動産屋さんに管理をしてもらうと、手間が省けて楽です。

ただし家賃の3%から5%毎月経費がかかりますので、ご注意ください。

 

これが500万以上で売却できるとなると、話は変わります。

500万ものお金を、家賃収入だけで眠らせておくのはもったいないので、お金に変えて事業をするとか、投資をするとか、自己投資などの選択肢を広げたほうが良いです。

例えば極端ですが2,000万円で売れる相場で家賃が10万だった場合。

2,000万投資して月10万のリターンだと年利6%以下の投資になります。

※実際はメンテナンス費用もあるのでもっと低くなる。

ちょっと勿体ないなと思います。

何らかの事業や投資が良いと思いますが、そういったものが見つからない、興味ないのであれば、今ある住宅ローンなどの借り入れの返済や、教育費等、今支出しているものに充当するのが良いと思います。

 

思い出の場所として残しておくのが、個人的には1番良くないチョイスと思っています。

誰かの役にたつことで家に命が宿ります。

そのまま置いておくのは無と同じです。

なんらかの形で流動化を考えましょう。

 

相続した家を売ったほうがいいか、貸したほうがいいかのまとめ

結論は

 

安くでしか売れないのであれば、不動産投資として売却せずに活用する

高額で売れるのであればお金に変えて、不動産投資よりも割の良い事業や別のものに投資をする

です。

相続された不動産があって、処分の方法を困られている方は、ぜひご相談ください。

参考になれば幸いです。

 

※相続人の方の資産状況などでご提案は変わります。

何卒ご了承ください。

 

ほんじゃらまた!

 

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